小説『 れくいえむ 』郷静子著。戦争ってこういうこと。
- 2018/01/27
- 00:00

ずっと、心の本棚にも置いておきたい本の一冊が、昨年、出会った郷静子さんの『れくいえむ』です。『れくいえむ』郷静子作 1972年・第68回芥川賞受賞作品。著者の郷静子さんは、1929年(昭和4年)横浜生まれ。『れくいえむ』は、横浜大空襲の前後、終戦まもなくまでの物語です。横浜大空襲は、1945年(昭和20年)5月29日。『れくいえむ』は、戦争とは…、を伝える反戦の書であると共に。ひとが生きるとは…、を深く、静かに、問いか...
糸数慶子さんのお話を伺い、著書『 沖縄の風よ薫れ「平和ガイド」ひとすじの道 』を読んで
- 2016/07/30
- 21:00

7月23日、クレヨンハウスの「原発とエネルギー学ぶ朝の教室」にて、沖縄県選出の参議院議員、糸数慶子さんのお話「基地と安保、今、沖縄から」を聴くことが出来た。彼女へのエールと、力をいただいた感謝をこめて、さらに学びたい思いの中で、ミズクレヨンハウスで著書『沖縄の風よ薫れ』を購入。サインもしていただいた。糸数さんが書いてくれたサインには「心をこめて」とあった。本当に、心をこめてのお話だった。7月10日の参議...
『自然農という生き方 〜いのちの道をたんたんと』古くて新しい答え。
- 2016/05/12
- 08:00

5月28日(土)に一箱古本市で参加するブックカーニバル・in カマクラに向けて、少しずつ本を引っぱり出しては読み返している。しみじみ本とお別れを惜しむような気持ちにもなる。でもわたしが仕舞い込んでいて時折りページを開くかどうかではもったいない。誰かがまた、あらたにページを開いてくれたら、それはとても嬉しいこと。まさに本望。今日の一冊。『自然農という生き方〜いのちの道をたんたんと』川口由一 + 辻信一 著...
新しい良心の在処を見つける。いとうせいこうさんの『想像ラジオ』を読んで。5年目の3月11日。
- 2016/03/11
- 08:00

東日本大震災から5年を迎える3月11日。曜日もちょうど同じ。私は最寄り駅の裏道を駅側に渡ろうとしていた。ゆさゆさと揺れる信号機を見ながら、あまりの揺れに船酔いのような気分の悪さを感じていた。電車はすでに運転をやめていたが駅ビルは壊れた様子もなく人々はそれぞれの所用に向かい、私もまた同じようにした。しかし、しばらく経つと外に居ても震源地はこのあたりではなく東北で大変な事態になっていることが伝わってきた...
「みどり」に繋がることをテーマに。
本は、古本、新刊本、バーゲンブック(BB)を取り扱っています。
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●多様性、当事者性を尊重する視点で選書。●季節の移ろいを感じられる本屋に。