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『パリのおつきさま』美しい写真と温かいストーリーの絵本

今日は新月。


おわりで、はじまりの日。
静かな暗がりの中から、何かがはじまっていく。

明るいところに、はじまりがあるのではない。

そう、思うと…。

落ち込んでも、ああ、これはまた、はじまりのときなのだ、と。
前向きな気分になれる。




月を眺めることは深い。

同じ月を見る人のことを想う。

月のエネルギーを感じ、月のリズムを感じながら生きる。

自然全体、そして、宇宙に思いを馳せる。







『パリのおつきさま』
シャーロット・ゾロトウ文 タナ・ホーバン写真 みらい なな訳
童話屋 1993年初版



どこに居ても、お月様の光は、届く。



同じ月を見ていることで、離れている人を近くに感じることも出来る。

そしてお月様から見れば、きっと、その誰もがとても近くに居ることだろう。


「パリのお月様は、おしえてくれたのよ。あなたが、おかあさんのすぐそばにみえるって」



お母さんが娘を留守番させてパリに出かけていたとき、お母さんが一番すきだったのは、お月様だった、と。

母は娘に語る。


ゾロトウは、前に、センダックの絵の作品でも紹介したが、この絵本も母と娘のやりとりが温かい。


パリにも、行ってみたくなる。

パリで感じられる、人、暮らし、自然が、本当に素敵な写真で紹介されている。


大人の本ではなくて、子ども達への絵本の一冊として、この豊かな美しさがあることが、また、素晴らしい。






木の枝に見えるおぼろ月
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Author:youko itou
人生、山あり、谷あり、迷い道あり…いろんな自分を生きてきました。アロマや絵本は、そんな私のよき道づれです。楽しいこと、好きなことを大事に。自分の経験をもとに、出来ることをして。心と身体の手あて。アロマ、ハーブ、コラージュ等と個別相談。「みどりのほんや」webshop。Bookshop Traveller 出店中。(アロマの手あて教室、みどりのほんや 主宰)

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