「ほん」っていいなあ、「ひと」っていいなあ、とじーんとくる絵本
- 2016/02/06
- 13:49

ルリユールおじさん (講談社の創作絵本)
じーんと、こころが熱くなる絵本。
すばらしいなあ、いいなあ、って思える人に、思いがけず出会えたときみたいに。
あらためて、「ほん」っていいなあ。
「手仕事」っていいなあ。
「ひと」っていいなあ。
と思う。
わたしは、小さい頃から本が好きだった。
本の世界の中にいると安心でたのしかった。
小学校低学年のときかな。
自分で、画用紙を折って重ねて、本をつくっていたことを思い出した。
なんていう、おはなしだったか。
タイトルは忘れちゃった。
自分でつくったお話と画。
たしか、えんぴつ描きだった。
今でも、本は好き。
書くこと、描くことも好き。
『ルリユールおじさん』
いせ ひでこ作
講談社出版 講談社出版文化賞絵本賞受賞作品
植物の好きな女の子ソフィーとルリユールおじさんのやりとりが、うつくしい水彩画とともに綴られる。
タイトルにあるルリユールは、フランスの製本・装幀の手仕事をする職業。
今は、この手仕事の全工程をおこなう職人は、ひとけただと、あとがきにある。
大事につくられたモノを、たいせつに、十分につかうこと。
「ひと」の人生も、おなじことがいえるのかもしれない。
ひとが生きることの意味がつたわってくる。
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