『サラダとまほうのおみせ』しゃがみこんで草むらの香りを嗅ぎたくなる絵本
- 2016/05/02
- 08:00
サラダとまほうのおみせ―やなぎむらのおはなし (こどものとも傑作集)
『サラダとまほうのおみせ―やなぎむらのおはなし 』(こどものとも傑作集)
カズコ・G.ストーン 著
1997年8月発行 福音館書店
草たちが、俄然、元気になる季節。
生命がいきいきと育ちゆく頃。

草むらに暮らす住民たち…バッタやカタツムリ、いも虫…の楽しく豊かな日々が描かれているシリーズ。
やなぎむらのおはなしのトップバッダーの絵本。
ふと、しゃがみこんで足もとの草むらに、彼らの姿を見つけたくなる。
草の香りを嗅ぎたくなる。
草むらの中で、彼らと一緒に歩いているような気持ちになる。
素朴な、やわらかい描写がとても親しみやすい。
すーーーっと、おはなしの世界に入っていく感じ。
著者は虫が好きなんだろうなあ、と思っていたらやっぱり…。
福音館書店サイト 著者カズコ・G・ストーンさんの紹介インタビュー
『サラダのまほうのおみせ』の魔法って?
そう、それは、主人公のいも虫が、………に!
想像してみて☆
成長するって、魔法みたいなこと。
子どもの成長も魔法みたいだ、って思ったら。
不思議、すごいな〜!って感嘆できるだろう。
大人たちもまた・・・成長しなければ、成長できるよう頑張ろう!というとき、ちょっと肩の力を抜いて。
成長って、魔法さ、って思えたら。
自分の中にある魔法みたいな力を信じて、とらわれから解放されて。
自由になって。
もっと、自分の力を発揮できるかもしれない、成長していけるかもしれない。
自然、生命のいとなみ、そのものが魔法かな。
草むらを歩き、しゃがみこんで魔法を発見しよう。
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