fc2ブログ

記事一覧

ぶつぶつ、言いたくなったら、ぶたぶた♪と言おう、ぶたぶたくんに学ぶ『ぶたぶたくんのおかいもの』を久しぶりに読んで

trail-799475_640.jpg


ぶたぶた、ぶたぶた…。

ぶたぶたくんみたいに、ぶたぶた、と言いながら…初夏の道を歩きたくなる。

行き交う人があれ、って顔をしても。

ぶたぶたぶたぶた…と言いながら。

そんな日って、あるよね。




ぶたぶたくんのおかいもの(こどものとも絵本)

『ぶたぶたくんのおかいもの』
土方久功作・絵 こどものとも絵本
1985年2月発行 福音館書店



1970年のこどものとも、の作品。
土方久功さん、ってすごい。
ぜんぜん古びていない。
最先端ぐらいに感じる。

表紙は、さりげないんだけど。

読み出したら、ページめくり出したら、止まらない。


でも、この表紙の一見、普通な、ちょっとレトロな色合いの感じが、フィルターになっているのかも。

表紙を見てスルーする大人もいるかもしれないけど。

子どもたちはお見通しのはず。

この本はすごいんだよ、って。


画がすごくて、ストーリーがすごくて、詩、というか、うた、というか、音、リズムもすごくて。
オール10みたいな絵本じゃないだろうか。

でも優等生ぶっていない、それが表紙に現れてる、それも魅力。


ぶたぶたくんの、はじめてのおつかい物語。

行く先々のお店の店主も、道づれのどうぶつたちも、味わい深い。


はじめてのおつかいに挑戦する、ぶたぶたくんの気持ちが、ひとつひとつ丁寧に綴られている。

大人のわたしが、今、読んでも…。

思わず、ぶたぶたくんになりきって、帰り道、おうちはどこだろう?って不安になるぐらい、自然に感情移入もしてしまう文章、すごい。


でも、しっかりおかあさんのところへ帰って、ラストに、歩いた道の地図の絵が出てきて、ハッピーエンド!

安心させてくれる展開も、いいね。


ぶつぶつぶつぶつ、、、より、ぶたぶたぶたぶた・・・のほうが楽しい。

ぶつぶつ、言いたくなったら、ぶたぶた、っておまじないみたいに、言ってみるのもいいかな。

これは、大人的な学び。


もちろん、気分が良いときにも、ぶたぶたぶたぶた、って歩くと、もっと楽しくなりそう。

初夏の朝!





関連記事
スポンサーサイト



「みどり」に繋がることをテーマに。

本は、古本、新刊本、バーゲンブック(BB)を取り扱っています。 ●絵本 、小説、詩集。自然、社会。暮らし、手仕事、アート。こころ、からだ。 ●多様性、当事者性を尊重する視点で選書。●季節の移ろいを感じられる本屋に。

検索フォーム

私が読んだアロマセラピーの本

『アロマテラピーの教科書―いちばん詳しくて、わかりやすい!』和田文緒著
著者の和田文緒さんは農大で学んだ植物の専門家。植物の美しい写真が豊富。基礎から応用まで、しっかりした知識と活用法が学べて、末永く活用できる。科学者視点と豊かな感性がコラボして綴られた個々の精油の香りや作用の解説は、他の類似本にはない魅力。


『はじめての中医アロマセラピー』
『中医アロマセラピー家庭の医学書-大切な人を守るための30トリートメント』
アロマ&中医学の基礎知識を学び、さらに関連づけて活用へ。陰陽、五行、経絡、ツボ…。中医学の世界も深い。繰り返しページをめくりながら少しずつ理解・会得していく感じの本です。有藤文香著。

プロフィール

youko itou

Author:youko itou
人生、山あり、谷あり、迷い道あり…いろんな自分を生きてきました。アロマや絵本は、そんな私のよき道づれです。楽しいこと、好きなことを大事に。自分の経験をもとに、出来ることをして。心と身体の手あて。アロマ、ハーブ、コラージュ等と個別相談。「みどりのほんや」webshop。Bookshop Traveller 出店中。(アロマの手あて教室、みどりのほんや 主宰)

*☆* つぶやいてます *☆*

*☆* つぶやき特集 *☆*

いろいろな雑誌

「ビッグイシュー」を知っていますか?中身も濃くて、写真やイラストも素敵!ホームレスの仕事をつくり自立を応援する雑誌。駅の近くとか、雑誌を手に掲げて販売している姿を見かけたら是非一冊!最新号はもちろんバックナンバーを見せてもらって選んで買うのも楽しいですよ。
https://bigissue.or.jp/

メールフォーム

『アロマの手あて教室』お申込みはこちらからどうぞ。

お名前:
メールアドレス:
件名:
本文: