『ビッグイシュー』のバックナンバー持っていきます〜!at 一箱古本市
- 2016/05/21
- 23:18

ブックカーニバル in カマクラの一箱古本市「みどりのほんや」出店に向けて本の記念撮影を少しずつ。
ジャーン!
ビッグイシューのバックナンバーも持っていきます。
『ビッグイシュー』という雑誌を知っていますか?
ホームレスの人たちが販売する雑誌。
売っているところは主に駅の近くが多いかな?(販売箇所はホームページにも情報あり)
カラフルでインパクトのある表紙を…高く掲げている販売員の姿を見つけたら、是非お立ちよりを!
ビッグイシュー日本のホームページには下記の記載があります。
「ビッグイシューは1991年にロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊しました。ホームレスの人の救済(チャリティ)ではなく、仕事を提供し自立を応援する事業です。厚生労働省の調査(2012年)では野宿生活者の約6割を超える人が働いており、約3割の人は仕事をして自立したいと思っています。『ビッグイシュー日本版』は働き収入を得る機会を提供します。」
→ビッグイシュー日本 http://www.bigissue.jp
販売員は雑誌の売上げ350円のうち180円を得ることができ、彼らがホームレス状態から脱出する、その第一歩を踏み出すサポートとなります。
表紙もさることながら、中身を読んでもらえば、なおさらうなづけると思いますが…。
アートで、お洒落で、ユニークで、とても素敵な雑誌です。
いわゆる福祉の世界って、お洒落じゃない…傾向のものが多い。
というより。
お洒落じゃいけない…という社会の無言の圧力みたいなものがあるんだろうと思います。
それを軽々と越えて自由にはばたき、優れたアート、メッセージとして存在する『ビッグイシュー』。
そして、販売員のホームレスの人たちは、あくまでも 社会的な 弱者の一人であって、彼らが特別に弱い存在であるわけではない。
そもそも人間なんて、みんな 弱い存在。
誰しも、助け合って生かされている。
でも、社会の在り方は、多数派や既得権者に都合よくなりがちで、限られた人たちだけが助かる、生きられる矛盾に溢れています。
だから、そんな社会の中で、社会的に弱い立場に置かれ、困窮してしまう人たちが生まれるのだと思います。
ビッグイシューの事業は、ホームレスになった人たちに対して、彼らをただ弱い者をして救済するのではなく、彼らひとりひとりの力を尊重して、自立を応援していること。
同時に、市民が主体的に、本来の社会の在り方を模索して、創造していく活動をしているところが、魅力です!
『ビッグイシュー』は…
ミーハー的な感覚から言っても、超有名人のインタビュー記事や写真もいっぱい。インタビュー内容もありきたりの視点でなく、とても興味深いです。
販売員たちが読者からの相談に答える…ホームレス人生相談の記事もあり。
これ以上の人生の先輩はなかなかいないでしょう。
わたしの友人にも、かつてホームレスを体験した人たちが居ますが、そのサバイバル力、サバイバル術…について、そして味わい深い人生経験に耳を傾けるひとときは、わたしにとって豊かな時間です。
『ビッグイシュー』はじめて〜!という方がいらっしゃったら…
28日、一箱古本市の「みどりのほんや」で…
ぜひ出逢ってみてください。
バックナンバー、かなりプレミアっぽい号もあると思うので、お気に入りを見つけてくださいね。
お待ちしています〜!

ビッグイシューの事業のサポートは。。。
『ビッグイシュー』を販売員から買う方法だけでなく、いろいろな関わり方、方法が提供されています。
ビッグイシューオンラインのホームページ
http://bigissue-online.jp
ビッグイシュー基金のホームページ
http://www.bigissue.or.jp

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